伝業平朝臣墓

業平の供養塔訪ふ秋暑し

定例のまほろば句会は不退寺へ。

句材は多かったのだが、見事な菊が咲いているわけでもなく、どれも地味なものばかり。
その繊細さをいかに詠むかに苦心惨憺させられた。
締め切り5分前になってもまだ3句しかできないという、今まで経験したことのないピンチには焦った。
やむを得ず数だけは合わせたので、結果は最初から知れている。
時間をかけて句に仕立てられればいいほうだろう。

不退寺の裏手に業平の墓があるというので、いろいろ探しまわったら石段の奥に見つけることができた。
行ってみると墓ではなく、たいそう立派な供養の五輪塔であった。

“伝業平朝臣墓” への2件の返信

  1. 不退寺、四季の花や紅葉、いい所のようですね。業平朝臣ゆかりの寺ですもんね。先般は行きそびれました。

    先日武蔵野平林寺にハイキングに行ったとき境内に伝業平塚というのがありました。東下りの時業平がここまで来たとか、、、。さすが色男行動範囲が広いようでして。

    1. 住職がご高齢のせいか、狭いとは言え庭の手入れも大変そうでした。
      そのなかで、ビナンカズラの実が色づき始めていました。駄洒落句ですが、

      聖観音美男におはし真葛

      ビナンカズラはサネカズラとも言います。
      本尊の聖観音立像は業平自作と伝えられていますが、真実のところは分かりません。
      業平格子という菱形模様も知りました。業平が好んだ絵柄と言われ、絵などの業平像にも描かれたりするようです。

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