末枯れゆく

敗荷のさらばふ鉢の寺紋かな
敗荷の鉢に委ねてやすらへる

半ば枯蓮と言っていいかもしれない。

葉が痛んでもう夏の充実したものではない。
軸もかなり細ってきたのに、よくあの重い葉を良く支えているものだと思う。
風でも来ようものならその無骨な骨も折れて、葉もろとも枯れ蓮になっていくのだろう。

それにしても、秋の歩みが急テンポである。
うっかりうたた寝でもして風邪などひかないように。

“末枯れゆく” への4件の返信

  1. 敗荷が秋、枯蓮が冬ですか。微妙な詠み分けなんでしょうね。
    先日水元公園に行ったらハスは敗荷状態でしたが隣りのコウホネはまだ青々としていました。水草も枯れ具合に差があるのでしょうね。

    1. 睡蓮も早いものでは紅葉してきているものもありますね。
      これを「水草紅葉」として詠む先達がいて、うんうんと苦しんでいた私にはすごく新鮮でした。

  2. 急速に秋は深まりつつあるようです。
    尾瀬のひつじ草も色づいてきました。

    昨日、今日と今月二本目の映画。
    昨日の「セッション」すさまじい衝撃の映画でしたが見応えありました。
    今日は「マイ・インターン」
    ベン(ロバートデニーロ)曰く「クラシックは不滅だ」
    真の大人の男性、久々見惚れました。
    アン・ハサウェイも素敵でした。
    スポーツと食欲と映画の秋です。

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