隠遁の畑はコスモス半ばして
隠遁というのにはちょっとオーバーかもしれない。
現役引退ということだろうか。
子供も巣立って二人だけの畑では多くを作る必要もないし、何より体力的に多くを作ることもかなわなくなる。だからであろう、畑の大部分は作物ではなく花なのである。
花に囲まれて、必要なものだけを必要な量だけつくる。まさにスローライフ。
畑に入ってから夕暮れまでの時間を過ごしている農婦の姿を見かける。
ときどき、屑などを焼く畑仕舞いの煙が家の方に向かってくるのには閉口するが。
新興住宅地の周囲は昔通りの時間が流れているのである。
私の散歩コースに点在する農家も同じようなありさまです。朝老夫婦が体力に見合っただけの農作業をして後は自然に任せている感じです。あちこちに見かけるコスモスがきれいですね。
今年のコスモスはいつもより長く咲いているような、そんな気がします。盆地内どこへ行ってもまだまだ楽しめます。
休耕田などを自治体が借り受けて花を植えているのはよく見かけます。
個人でも老夫婦の手に負えなくなった田畑の活用法。
老齢になると生活スタイルの縮小を考える必要がありますね。
おひとりさまになった時、庭木はどうするか?
今まで増やすことばかり考えていましたが減らすことを考える時期が来たようです。
朝刊を見ていて思わず見惚れました。
愛知奥三河、新城にある四谷の千枚田をイメージした花の千枚田です。
愛地球博記念公園に千枚田を模した17段に県内の花木180種類九万鉢余、見応えありました。
私の元職場には労組OBの組織が全国にあって、当地にも斑鳩の「紀」さんという方が幹事をしておられます。毎年一回は顔を出していただくのですが、今回は「エンディングノート」を添えての訪問でした。
そんな心の準備は必要だと一方では思いながら、そこまでする気持ちが起きないのも事実。
愛地球博記念公園のホームページを見ましたが、該当の記事が見当たらないのが残念でした。広い敷地でしょうからさぞ見応えがあるんでしょうね。