津軽海峡定期便

海峡は親潮日和鳥渡る
渡り鳥津軽海峡定期便
海峡の沖つ白波鳥渡る
うさぎ飛ぶ海は寒流鳥渡る

鵯は津軽海峡を渡るという。

それを知ったのはほんの数年前のテレビだが、それまではてっきり留鳥だと思っていた。というのも、一年を通して身近な存在で、どこへ行ってもその姿を見ない日はないからだ。
どういう機をみて渡るタイミングを決するのかは分からないが、天敵に襲われにくいように海面近くを命がけで飛ぶ姿は見ていても感動する場面だった。

それを親潮日和だとは俳人はまことに暢気なものである。

“津軽海峡定期便” への4件の返信

  1. 表紙絵変わりましたね。
    真っ青な空にどこかのお寺の屋根。
    黄色い実は栴檀でしょうか?

    そう言えば先日、数十羽の鴨の群れを見ました。
    はるばる津軽海峡を渡ってきたのでしょうか。
    年中留まるのもいるようですね

    1. 今日東大寺戒壇院で撮ったものです。
      庭の木は栴檀。外からも塀をはるかに超える立派な木ばかりです。この実を「金鈴子」と言います。殻付き銀杏くらいの大きさです。名前の通り、空に向けて金色の鈴がいっぱいぶら下がっていて、グッドタイミングで目にするのは初めてです。

      渡るヒヨドリというのは少数派かもしれないですね。それにそんなに南へは行かないのではないでしょうか。

  2. 浜名湖泊で浜松に行ってきました。
    本物の鳥ではありませんが、クジャクなどの鳥形、龍形、馬形などの様々な形の楽器を見て、音も聴いてきました。
    世界の楽器には随分と面白いものがありますね。
    馴染みのないものほど興味がそそられます。
    全部をしっかり見、聴いたので疲れました。(2時間弱)
    「浜松市楽器博物館」です。興味のあるかた、必見です。
    これで何か今月の俳句ができるとよいのですが・・

    1. さすが楽器の町・浜松ですね。
      世界の楽器ということですから、原始の民族の素朴な楽器というのもあるんでしょうか。
      佳句が生まれるよう期待しています。

      今週から恒例の正倉院御物の公開が始まりました。今年の目玉は聖武天皇愛用の楽器です。石製の横笛、尺八、紫檀の琵琶など、例によって国際色あふれるもののようです。

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