招待状

敬老会てふ案内来る世の侘びし
バス出すと敬老会の案内かな
方面別バス続々と敬老会

初めて「敬老会」なる案内が役場から来た。

歌謡ショーと漫才で敬ってやるから用意したバスに乗って来いと。
まるで、施設でお遊戯している老人並みの扱いだ。「敬老」の押し売り同然のやり方が今でもまかり通っていることにおどろくし、呆れもする。参加したくような、通年の健康体操講座や文化講座、スポーツ振興行事を充実してくれた方がよっぽど洒落ている。
人の敷いたレールに嬉々として乗るような老人はこれからは少数派になるというのに、お上目線の施しに喜ぶと考えているのだろうか。
行政がこの日を祝いたいのなら、老人関係施設の紳士淑女を呼んで式典でもやってればいいのだ。あるいは、普段苦労されている介護士さんなどをねぎらうとかのイベントの方がずいぶんましだ。

敬老の日。なまじこんな祝日ができたから、この日だけは大事にしようなどという風潮を作ってしまいかねない。

追補)後日、えたりの句を発見した。

年寄の日と関はらずわが昼寝 石塚友二

“招待状” への9件の返信

  1. タイトルの「案内状」の文字を見て一体何の案内状?と思いきや敬老会のお誘いですか。
    私の地域でも60歳以上からが老人とされているようですが一度も敬老会なるものに出席したことがありません。
    仕事を引退し自由な時間が増え、家事も適当に手抜きしある程度はゆとりの生活を実感します。
    適当な運動と趣味をこなし、旅行やランチや好きな事を楽しめる今の境遇は有り難いです。
    でも確実に老いの坂を下りつつあるのが現実です。
    そんな中でhodakaさんや友人のブログが刺激になり日々を彩ってくれています。

    1. 家人には来なかったので、我が町は69歳以上に来るのかもしれません。
      在の人たちには同窓会みたいなものでしょうけどね。

      勿論、参加することはありません。それより、一日一句で頭がいっぱい。

  2. こう言った手の「○○状」自体が有難迷惑という事です。
    どうせならもっと素敵な招待状をいただきたいものですね。

  3. 私の住む市では、77歳からが敬老の(お祝い)対象です。
    元気な高齢者がふえていますから当然でしょうねえ。
    77歳になっても、今のように自分で考え、自分で動き、好きなように暮らして、昔からの仲間や地域の仲間と楽しく生きていきたいと願っています。
    「一日一句」も私の励みです。長く続けてくださいね!

    1. 77歳だって、平均寿命を越えてますからね。祝い金やプレゼントをする自治体が多いなか、これからは米寿以後でいいんじゃないでしょうか。このままでは、いずれ財政的に破綻する仕組みですよ。

      お仕着せでない高齢者支援者策程度にとどめて、あとは個人の選択に委ねるのがいいと思いますけどね。

      ブログといいながら、まるでtwitterのような「つぶやき」にすぎないものにお付き合いいただいてありがとう。5年を過ぎましたが、まさに老人のごとく同じことを繰り返ししゃべっているかもしれません。
      個別記事に関連記事三つが表示されます。たまにその中を振り返ってみると同じようなことととか、似た句を詠んでるときがあって背筋が凍ります。

  4. 老後の生活、正に個人差(格差)が出てくるところ。行政も難しいところでしょう。お世話にならなくてすむのが一番なんでしょうね。

    1. 母親の介護のときには、介護保険制度にほんとに救われました。医療だけは個人の力でどうすることもできないことがあって、公的な制度を頼りたくもなります。
      健康でいられるように心がけるのが大事なんでしょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.