冬草

大和棟あげて頭屋の初雀

比較的穏やかな二日。

雀の群れが立派な瓦を積んだ大和棟で遊んでいる。
すぐとなりに竹林があるものだから、危険を察したら逃げ込む場所には困らない。
この辺りでは庄屋的存在の家は見るからにお屋敷の人を寄せつけない佇まいだが、雀にとっては格好の遊び場なんだろう。
大和川周辺を歩くのは久しぶりで、河原にははやくもオオイヌノフグリやらホトケノザの花がちらほらと見受けられる。寒はこれからというのに、冬草がわらわら緑を濃くしていた。

“冬草” への5件の返信

  1. 寒さが半端ではなく散歩からは遠のいている。
    もうオオイヌノフグリやらホトケノザが咲いていますか。

    今日は早朝からテレビの前を一歩も動かず。
    箱根駅伝往路の母校の快挙に喝采、生きているうちにこんな喜びを味わえるとは想像もしなかった。
    監督の「三位入賞が目標」にまさか?との思いだったが夢ではないかもしれない。
    明日に期待したい。

    1. 母校だったのですね。目を疑うような(失礼!)立派な成績でした。
      選手に負けないようポスト投函のついでの散歩でした。
      特別な寒波も感じない平年並みの正月です。
      足もとはすでに下萌えが。春は早そうです。

  2. 大和棟あげて頭屋の初雀

    きりっとした、格式さえ感じる句で目が止まりましたが、「頭屋」とは?
    意味は、”祭礼や講で行事を主宰する人または家”なので、大和棟の造りを強調する為かとは思いますが・・・(?)。もっと深読みが必要でしょうか?

    1. 頭屋、当屋とも書きます。
      奈良の在には多くの神、神社がありますが、社や神主のいない神社、神も数多くあります。
      それらを昔からの旧家で回り持ちする講のような存在を当屋衆といいます。通常毎年交替で主を勤め上げます。
      庄屋的な家格の高い家もあって、そういうような屋敷は大和棟という二重屋根をかけた立派な構えも見られます。
      近所では古くから瓦屋さんを営む家などそれは立派な大和棟を見せています。
      我が家の辺りが平群郡といわれた飛鳥時代には太子建立の寺院などを葺く窯があった場所で、もしかしてそういう伝統を受け継いでいるとしたらとんでもなく由緒ある家と言えるかもしれません。

  3. ありがとうございます。
    やはり奈良は奥が深い!
    京都の様に、なんせ見栄えが良ければ、じゃない、頑固さすら感じます。

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