甘味、旨味

人日の臼歯につぶす雑穀米

人日、じんじつ。

すなわち、1月7日のこと。俳句をやらないひとには工数の単位の「にんび」と読むことだろう。
古代中国の占いの書に、6日までは鶏や羊など動物を占い日が続くが、7日に初めて人間を占うとあるらしい。この日に天気よければ吉、雨なら凶だとか。
昼過ぎに雨が雪に変わったので、今年は凶のなかでも大凶かもしれない。時はあたかも非常事態宣言の日。昨年の春よりゆるい規制なので感染は横ばいが続いて、簡単には収まらないだろうというのが専門家の見立てだ。
ガースー政治には何一つ希望のもてない状況下では、ひたすら身を縮めているしかあるまい。
今夜は七草粥ならぬ二十穀米が夕食に出て、久しぶりに奥歯を鍛えてやった。すると、甘味がじわじわ広がって、これからもときどきは雑穀米をお願いするのであった。

“甘味、旨味” への2件の返信

  1. 「じんじつ」も「にんび」も初めて知りました。

    七草がゆならぬ雑穀でも二十穀米とは対極にありますね。
    それだけ歯が丈夫ということですね。

    一都三県に非常事態宣言が発令されました。
    東京の感染者が二千人を超えたと聞いてももう驚かなくなりました。
    むしろ当然の成り行きでしょう。愛知でも過去最高を更新したとか・・・

    1. 本来なら玄米を炊くところ、いつもの麦飯に混ぜただけなので見かけだけかもしれませんが雑穀米を食ってるという気分は十分に味わえましたよ。

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