最初の節句

人日の回覧廻す亭主かな

期せずして新年の挨拶を交わすこととなった。

お隣からはいつもなら夫人から回覧板が届けられるのだが、今年の新年第一回はご主人がインターフォンに立たれた。
いつも無口なかただから言葉を交わすことも少ないのだが、今回は新年でもあるのでそれぞれ二言三言の御慶を述べあった。
お隣も職をひいておられるのでおたがい時間はあるのだが、男同士というのはえてして顔を合わせることは少なく図らずもの挨拶である。
昨日七日は人日の節句、というより七草粥の日というほうがポピュラーだが、元日を「鶏の日」として以下「犬」「羊」「猪」「牛」「馬」「人」「穀」と決め、それぞれ該当のものは食べない(殺さない)とされた。したがって、今日八日は穀物を食べてはいけないわけなのであるが、現代人の暮らしからはどれもすっかり姿を消してしまったようである。

“最初の節句” への4件の返信

  1. そんな事とはつゆ知らず食べ放題でした。
    特に年明け賞味期限が近づくにつれ片づけるが如くおなかに収まってしまった。
    おかげで先日温泉で体重計に乗ったら2キロほど増えていた。
    ジムの計測が始まっているので少し困ったことになりそう・・・

    1. たくさん食べられるとはまだまだ力が有り余っている証拠。私などはすっかり小食になり、ちょっと油断して食べてしまった途端具合が悪くなる始末。肉体は確実に老衰に向かっております。

  2. 人日の回覧廻す亭主かな

    1月7日が五節句の一つで「人日」と呼ぶ、なんて恥ずかしながら初めてしりました。もう少し検索すると、五節句には節句料理を食べる習慣があり、それを「御節供」→「おせちく」と言ったが、それが「おせち」となり、今はお正月料理を指すようになった、と。正月料理を何故おせち料理と言うのか、気になっていたのですが解明しました!!
    我が家のおせちは、元旦に子供・孫が我が家に来て頂きますが、なかなか好い集いになります。でも今年は、皆が帰った直後、ゆ~らゆ~ら。しょっぱなから驚く、荒れた年明けになりました。

    1. 喜寿にもなって知らないことはまだまだいっぱいありますね。人の記憶容量には限度があるから、知っても活かせないこともまたいっぱいありますが。
      こんな大惨事があったのに、震源の志賀原発について何も触れようとしない政府の意図があからさまですね。

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