投稿日: 2012年2月14日2014年12月24日 カテゴリ:春 季語:春寒雨続く 寂寥を雲に塗り込み春寒し 低い雲がたれ込めている。 今日は信貴の山も、生駒の山もまったく見えない。 共有:シェアTweet 関連
時にはこういう詞書きがごく少ないってのもいいですね。 春にはなったもののまだ寒くって空も気持ちも寒々してるって感じがよく出てると思います。 「塗り込め」とあったので以下は無理やりのコメントです。ご放念を。 平安時代の屋敷には「塗籠」という部屋があった。奥まった部屋で入り口が一つ、普段は物置とかに使用されてたのか。誰かが侵入してきた時の隠れ場所・逃げ場所にもなってたらしい。 源氏物語では2回出てくる。一つは「賢木」の巻、源氏が藤壺に迫ってたところ藤壺が気分悪くなり人々が来るので源氏が「塗籠」に逃げ隠れた場面(その後這い出してまた迫り、髪をとっての濡れ場が出てくる)。もう一つは「夕霧」の巻、夕霧が自宅に連れ帰った落ち葉の君に迫る場面、落ち葉の君は「塗籠」に逃げ籠る。。こういう無理やりの場面の設定に出てくるんですね。 返信
時にはこういう詞書きがごく少ないってのもいいですね。
春にはなったもののまだ寒くって空も気持ちも寒々してるって感じがよく出てると思います。
「塗り込め」とあったので以下は無理やりのコメントです。ご放念を。
平安時代の屋敷には「塗籠」という部屋があった。奥まった部屋で入り口が一つ、普段は物置とかに使用されてたのか。誰かが侵入してきた時の隠れ場所・逃げ場所にもなってたらしい。
源氏物語では2回出てくる。一つは「賢木」の巻、源氏が藤壺に迫ってたところ藤壺が気分悪くなり人々が来るので源氏が「塗籠」に逃げ隠れた場面(その後這い出してまた迫り、髪をとっての濡れ場が出てくる)。もう一つは「夕霧」の巻、夕霧が自宅に連れ帰った落ち葉の君に迫る場面、落ち葉の君は「塗籠」に逃げ籠る。。こういう無理やりの場面の設定に出てくるんですね。
「ぬりごめ」と読むのかな?
納戸みたいな、火災から守るべき物を収納する倉庫みたいなものでしょうか。
この時期の雨って春雨と違って何かわびしいものがあります。
寂寥感がよく出てる句ですね。
お陽様のありがたさを感じます。
明日天気にな~れ。
重苦しい雲が垂れ込めて雨の日が続くと重苦しい気分になります。
外出もおっくうになるし、考えもマイナス思考に陥りがち。そんな気分は雲に塗り込めたくもなります。