伊勢奥津の桜

杖なしに登れぬ坂の桜かな
山寺へ一本道の桜かな

そろそろ見頃かなと、伊勢・三多気の桜を見に出かけた。

山桜中心にいろいろな種類の桜があって、一部の枝には咲いているものがあったが、ほとんどの木は二分から三分咲きで、観光用写真にあるような眺めは見られなかったのは残念である。
全長1.5キロほどの上り坂の両側に桜が植えられてあるのだが、これがなかなかの勾配だ。平日とあって坂の半ばにある駐車場まで車で登れるのはいいが、なかにはお年を召していて歩き出してすぐに足が上がらないと諦めてしまう方がおられるくらいだ。
ただ、桜はまだでも、足許に野の花がいろいろ咲いていて、菫、二輪草、蕗の薹の薹のたったのなどが楽しめるし、放棄田の崩れかかった石垣にはコゴミも顔をだしていてちゃっかりいただいてきた。
結局、坂の終点の真福院さんまでは行かなかったが、生まれたばかりらしいオタマジャクシが水を張った田に黒々と固まっているのも発見できたし、遠くに千メートル級の山がおぼろに見えたし、天気に恵まれたまあまあの一日となった。
この分だと、来週の週末でも桜はまだ十分に楽しめるのではないだろうか。

“伊勢奥津の桜” への2件の返信

  1. 伊勢奥津行かれましたか。
    私も毎朝、三多気の桜チェックしていますがまだ満開には程遠いようですね。
    一度も行ったことがないのですが結構急坂のようですね。
    この分だと来週まで持つかな?
    丁度22~24日、母の三回忌法要で帰省の予定です。
    咲きだしたら早いのでちょっと無理かもね・・・

    1. 山桜中心ですので来週もいけると思いますよ。
      大洞山(千米弱)という、ちょっと面白い形(元火山?)をした山を見上げながら登るのも悪くありませんでした。
      山菜シーズンは始まったばかりで、今月下旬ころを待たないとだめみたいでがっかりでした。

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