窓はなち宵夜の底や沈丁花
風のない夜、そこはかとなく沈丁花の香りが漂ってくる。
そう、沈丁花には風が禁物なのだ。
夜の底から立ちのぼってくるような香りが命。
それを風が飛ばしてしまっては春の宵の艶めかしさを味わうことができない。
東京にいるとき、10年以上も咲いていた沈丁花を剪定の失敗かなにかで枯らしたことがある。
また、あるていど育ってしまうと移植の大変難しい花木でもある。
一見強そうで実は繊細な木、それが沈丁花である。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
窓はなち宵夜の底や沈丁花
風のない夜、そこはかとなく沈丁花の香りが漂ってくる。
そう、沈丁花には風が禁物なのだ。
夜の底から立ちのぼってくるような香りが命。
それを風が飛ばしてしまっては春の宵の艶めかしさを味わうことができない。
東京にいるとき、10年以上も咲いていた沈丁花を剪定の失敗かなにかで枯らしたことがある。
また、あるていど育ってしまうと移植の大変難しい花木でもある。
一見強そうで実は繊細な木、それが沈丁花である。
数年前まで庭の片隅にひっそりと咲いていたのですが、いつの間にやら絶えてしまいました。
強そうで繊細、又逆に繊細でも強そうってありますよね。
人も、またしかりです。
淡き光立つ 俄雨
いとし面影の沈丁花
溢るる涙の蕾から
ひとつ ひとつ香り始める
ユーミンの歌を思い出しました。
いつの間にか絶えているというのが不思議な花ですよね。何をしたのではないのにという感じでした。
沈丁花、よく見かけるのですがよく知りませんでした。そういう花なんですね。
さて「春の宵の艶めかしさ」、、また誘われてるんでしょうね。桜の花が咲くまで待ってと思ってたのですが我慢できないので、、少しだけ。
勿論第8帖「花の宴」に颯爽と登場する朧月夜の君です。
昔は男性が選ぶ源氏物語姫君ランキング第1位は素直な「夕顔」でしたが、今は奔放・大胆・華やかな「朧月夜」とのことです。
彼女のこと持ち出すと、源氏読みの間では議論が沸騰するのです。。。
(これからまた大阪です、いずれじっくりと)。。。
時代とともにヒロイン像が変わるということですね。
かつて日経朝刊小説で大ブームとなった「化身」ですが、今の時代はどうなんでしょう。
そうね、渡辺淳一の官能路線、楽しませてもらいましたね。とりわけ「失楽園」の時は朝みんなと顔を合わせるのが気恥ずかしかったもんね。
その彼が昨年「天上紅蓮」を出した。例の待賢門院璋子の話でさぞ官能的だろうと期待して読んだが、意外にまともで面白かった。この世界もよく勉強しているなと思いました。