土に触れる

啓蟄や如雨露に水をあふれしめ
啓蟄や如雨露の錆の浮きしまま

久しぶりに如雨露を使う。

日射しがだんだんと強くなって、暖かく感じると言っても、鉢物の霜除けはまだ外せない。
だが、いくらか芽が動き出したようなので、水をほしがってるに違いないと思い灌水することにした。
土が乾ききっているから、少々ではまだ足らないとみえて鉢底からこぼれる量も少ない。そこでたっぷりとやると、土に精気がもどってきたように、土独特の強くて、しかも春のような匂いを発しはじめた。
しばらく様子を見ていると、赤い虫が飛び出したようで、止まったところを見ると、ナナホシテントウである。
鉢の底に隠れていたらしいのをどうやら驚かせてしまったようだ。
さらにもう一匹出てきたが、こちらは飛ぶ元気はないようで地面を這っている。
明日は高いところでは20度にもなるという。
ものの芽が動き出せば、虫だって動き出す。
土と関わる時間がいよいよ増えてきたようだ。

“土に触れる” への2件の返信

  1. 三月も今日はすでに三日、連れ合いの誕生日を手術の為すっかり忘れていた所、孫からお祝いの電話があった。
    私からは手術の成功のプレゼント、もしも失明でもしていたら目も当てられない。
    手術疲れと緊張で入院中はあきれるぐらいよく眠った。
    私も新しい世界が広がったのを機会に目覚めなければ!!

    啓蟄も間近、冬眠中の動物や虫たちも活発に動き始めますね。
    やはり春はいいですね、物みな生命の躍動を感じ元気がもらえそうです。
    土に触れる機会が滅多になくなり庭の植物たちもなんだか干からびているようです。
    土は生命の大地、ふと「風と共に去りぬ」を思い出しました。

    1. 急にものが動き出して、慌てています。
      寒があまりに続いたので、何も準備ができてなくて、バタバタと外の作業に追われてます。
      でも、やっぱり土に触れるのはいいものです。
      渓山さんも今頃は多忙では?

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