荒っぽい酒

燈台の崎旋回し磯開

第四日曜日は参加結社の月例会の日である。

が、今まで参加したのは一度きりしかない。
何となく敷居が高い雰囲気があって、尻込みしてしまうのである。
で、今日の兼題はと調べてみると「磯開」というのがあった。
魚貝や海藻類の解禁のことであるが、用例をみると海女、蜑が多く詠まれている。そんな磯開きの見聞はないのであるが、昔に漁港の安全祈願の祭に呼ばれたことがあるので、想像で詠んでみた。

汐祭と呼ばれるその祭は、神舟と呼ばれる小舟を仕立て、後には供奉船、お囃子船の一団が続いて海上で儀式を行うのである。
かつて時化にあって多くの舟が沈んだ場所に着くと、酒、米をふるまい三度旋回して母港に戻る。
直会では、漁港自慢の穴子づくしの料理と荒っぽい酒にもてなされ、漁師気質の一面にふれたのであった。

“荒っぽい酒” への2件の返信

  1. 磯開きは海開きとはちょっと違うようですね。
    磯開きは漁に携わる人のため、海開きは夏の海を楽しむ幕開けのようなものでしょうか?
    いずれも山に対して海の安全祈願の儀式でしょうね。

    今夜は真ん中の男孫の高校合格祝いでした。
    小柄で幼い感じだったのが何となく凛々しく頼もしく感じた次第。
    こうやってだんだん成長しジジババの元を離れていくのでしょうね。

    1. 無事合格して、本人はむろん周りの皆さんも喜んでおられる様子が目に浮かびます。
      何はともあれおめでとうございました。
      成人の日も遠からじ、毎年が楽しみですね。

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