行く春をひとり都心に惜しみけり
それは意外だった。
都会の新緑というものがこんなに新鮮に感じるなんて。
毎日緑に囲まれて暮らしていると、自然の移ろいなど当たり前のことだとみなしがちである。
だが、都心に一歩踏み込んでみると当然ながらコンクリートが圧倒的に空間を占めていて、そのわずかな隙間にいっせいに緑を吹いているコントラストの魅力というものがあるのだ。これが夏の盛りならばこれほどの驚きというのは感じないと思うのだが、やはり新緑のもつ旺盛な生命力の力であろう。
難波橋を降りた中之島公園の芝生には、近隣の高層マンションからやってきたと思われる若い家族が三々五々休日をのんびりと楽しんでいる。ゴールデンウィークの都心に生まれたエアポケットのような空間である。
公園のバラ園はいくつか開花するものもあったが、株の大半は蕾はまだこれからというところ。10連休が明ける頃はまた別の様相を呈していることだろう。
中之島公園懐かしいです。あの公会堂も新緑に映えて素敵でしょうね。
平成とともに行く春を感じます。
都心の緑はまさにオアシスと言えそうです。
その名もまさに「オアシス21」なんて命名されています。
高層ビルやマンションの谷間のわずかな空間にも緑があるとそれだけで風景が変わります。
最近ではビルの一部が庭園になっていてそれが売りになったりしています。
なるほど、「オアシス21」ですか。今世紀に入って今のような状態に整備されたのでしょうかね。
島が意外に大きくて、芝生広場が広いのには驚きました。なぜだか、フクロウを腕にのせて歩く女の子もいたりして謎であります。