襲津彦の墳やもしれぬ野に遊ぶ
人混みへは行けないからみんな広大な古墳公園に遊びに来る。
ふだんは高齢者ばかりが目立つ公園だが、このところ行き場を失った子供連れの姿がめっきり増えた。
もともと丘陵地帯だから起伏のあるところのほとんどが芝生広場となっており、それぞれめいめい好きなところでボール遊びをしたり、凧揚げをしたり。
蒲公英は西洋タンポポだと思うが年中咲いてるし、下萌えがとっくに始まっていて芝生広場に寝そべるとそれはいい気持ち。
この春は、雨さえ降らなければ平日といえど人出は途切れないことだろう。
ここの古墳公園でもっとも大きくて、国指定の特別遺跡となっている巣山古墳は全長200メートルほどの立派な前方後円墳。見るだに大王級の墳墓と分かる。この辺り一帯は古代豪族葛城氏の奥つ城に当たる場所で、それだけにこの立派な古墳は伝説の武内宿禰かもしれないという。
すっかり春めいた昨日もウイルスの影響で各地は閑散とした様子。
広々とした古墳公園は格好の遊びと学習の場。
名古屋市にも志段味古墳群と周辺の豊かな自然環境を「歴史の里 しだみ古墳群」として発掘調査、2019年「体感!しだみ古墳群ミュージアム」としてオープンしたそうだが一度も行っていない。
しかしここも今は休館している。
文化センターもしばらくの間休講、スポーツジムは来週一週間のお休み。
さて、今日の書道教室は何の連絡もないので平常通りの予定。
図書館は開館しているのだろうか?
予想外の出来事でカレンダーの空白が増えすっきりしている。
この際、ゆっくりウオーキングを楽しみ春の息吹を満喫するのもいいかも知れない。
尾張は古代から有力な豪族が支配していた地域なので、知らざる古墳などがもっと増えてもおかしくないと思います。
古代では関東と言えば尾張が中心でした。壬申の乱で大海人皇子の主力部隊となったのも尾張勢力です。
室内の密集の中では何をもらうか分からず、戸外で春を満喫しましょう。
襲津彦の墳やもしれぬ野に遊ぶ
ほだかさんの このサイト、素敵な所がさりげなく出て来るので大好き。
今回の襲津彦の墳墓も一度は行ってみたかったところです。
(老婆心ながら: コメントに巣山古墳とありますが、ネットで
襲津彦で検索すると、葛城氏祖先の墓陵として宮山古墳が
紹介されていましたが・・・。 ↓
https://www.travel.co.jp/guide/article/12265/)
昔から、山や旅で、「城址、古墳、灯台」が近くにあると、どれどれ、と寄ってみる癖があるのですが 古墳は、百舌鳥古市古墳群が世界遺産に登録されてから、目に見えて整備保存改善が進み、楽しくなってきました。
仰る通り、句は創作です。宿禰では特定できないので、韻もいい「襲津彦」で詠み替えました。武内宿禰は襲津彦の父ともいわれる伝説の人物ですね。
箸墓など宮内庁が押さえている王陵に一日も早い科学のメスが入ると、さらに古代の謎の解明が進むと思うのですが。