一連の目刺値をはる名産地
目刺しも秋刀魚も鯖も出世したものだ。
乱獲がたたったのであろうか漁獲高も落ちて、市場へ行けば昔なら信じられないような値で売られている。しかもどことなく貧弱で立派なのが少ないのだ。
スーパーで売られている浅蜊も蜆も身が薄い。産地も遙か遠くなって地元産というものにはお目にかかれないし、複雑な流通の過程ですっかり痩せてしまっている。ぷっくらと太ったいいものはあるところにはあるのだろうが、当地のスーパーでは望むべくもない。
観光地などでは、へたな魚より値のはる目刺しなどあって、その昔大きな発泡スチロール入りのを山ほど買ってきて全部食べるのに往生したことに比べて隔世の感ありだ。藁を通しただけの素朴で一連の鰯など、ポリで包装されたものよりずっと高いなんてこともあって驚く。
朝食がパンとなって目刺しから遠ざかった食生活で、飲み屋でくらいしか食べる機会が限られてきたのがいいのかどうか。
目刺し、鰯、サンマ、サバと言えば昔は庶民の食べ物。
そういえば昔の目刺しは目に藁や竹串を通してありましたね、だから目刺しなんでしょうね。
今日は連れ合いが持病を持ちながらも何とか傘寿を迎えることができたのでお祝いの膳を囲みました。
我が家では同じく三月生まれの末孫、四月、五月生まれの子どもたちの合同誕生会をします。
後半には九月生まれの私と嫁、孫、十月生まれの孫の合同誕生会です。
それはおめでとうございます。体をだましだまし老いてゆくのでしょうね。私も一日八錠飲んでいまのところ健やかにいられます。