文豪のこころ寄せたる菫かな
コンクリート隙に菫のど根性
歩道の隅に菫が咲いていた。
ど根性大根ならぬど根性菫である。
漱石に名高い、
菫程な小さき人に生まれたし
とは、小さくとも野辺に力強く咲く健気なすみれへの憧憬を詠んだものとされる。
ただ、この解釈にはどこかかっこつけすぎのような気がしないでもない。小説家というものはおりおり嘘をつくものであるし、わざと自分を小さな弱い人間に見せかけようとする作意を感じるからだ。
すみれについては、宝塚歌劇団の歌のイメージもあってロマンティックに扱われるものであるが、漱石もまたすみれの可憐さにことよせて自分を飾っているような気がしないでもない。
山路来て何やらゆかしすみれ草 芭蕉
この小さな花も生命力旺盛ですね。
菫にもいろいろありますがこの野の花こそ菫の典型に思えます。
今日のウーキング中にも見かけました。
今日は体操教室までウオーキング、往き30分、体操30分、帰り60分。
帰り道、真正面に残雪を被った御嶽山がくっきり、橋の西側では100匹近くもの鯉の群れ、バシャバシャ水しぶきを飛ばし大暴れ。圧巻、鯉の恋の季節です。
どこからあんなに多くの鯉がやってきたのだろう?
東側の川面にはこれまた鴨の群れ。
見とれていたらすっかり道草を食ってしまいました。
久しぶりの外歩きに疲れて二時間も昼寝をする始末・・・
いわゆる鯉の乗っ込みですね。水辺の葦原など浅瀬を鰭打つ光景を見かけます。
外へ出れば発見がいっぱいありますね。
俳友は部屋籠もりに飽きてうずうずしているようです。
コンクリート隙に菫のど根性
「宝塚歌劇団のイメージ」は、ロマンティックであったり、可憐であったりが一般的ですが、一方で「根性菫」の一面も。
昨今のコロナ情勢にかんがみ、各種イベントが一声自粛の中、宝塚歌劇は開演、自粛の後、開演に至ったようです。もちろん万全の対策の上のことでしょうけど。
ここ数日農作業を中心に汗をかいておりますが、26日は山の会の例会もあるようです。甲山から桜の夙川に至るコースです。打ち上げの乾杯は、1メートルくらいの間隔で、換気を確認しないといけないかも。
歌劇団の規律はいかにも厳しそうで、「草魂」がないとやっていけないでしょうね。
FBで畑仕事のことは存じております。
密閉空間、人が密集、近距離での会話や発声の三条件を避けるには、山を歩くのはおおいに結構。楽しんでください。