再会

声の主見つけて小さし初蛙

鳴き始めてひと月はたつだろうか。

例の雨蛙が今年も元気に冬を越したようで、体に似合わぬ大きな声で鳴くようになった。
相手を求めての鳴き声だと思われるが、「早う起きてこよ」とでもいうのだろうか、ひとしきり鳴いてはまた静かさが戻るというようなことが繰り返されている。
そろそろ鉢物を庭に出そうと思うが、そうなればいつの間にか鉢に潜り込んで水遣りのたびに顔を出すのも楽しみとなる。

“再会” への2件の返信

  1. 例のアマガエル君との嬉しい再会ですね。

    年に一度の結社の書道展が県美術館で開催されている。
    今年のテーマは生きつづける「寺山修司」
    指導者、生徒、公募の200点余りの作品から生前の寺山の姿が見えてきた。
       マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや

    案内状の短歌や作品にやはり偉大な詩人だったと改めて実感した。

    1. かの巨人は俳句も10代の頃から詠んでます。「たんぽぽ」が好きだった、あるいは目にとまる存在だったかもしれません。

      たんぽぽは地の糧詩人は不遇でよし
      車輪繕う地のたんぽゝに頬つけて

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