共存共栄

啓蟄を待たず大地に鍬を打つ

雛祭が生われば啓蟄。

虫が出てくる時分だという。この頃の雷を「虫出の雷」とも呼んで季語「初雷」の傍題ともなっている。
人の動き出すのもちょうど今頃。その今畑に鍬を入れれば冬眠の蛙を傷つけることになる。働き者が生きものを傷つけるとは何とも逆説的だが、地球環境が危機に瀕する今こそ共存共栄でいきたいものである。

“共存共栄” への2件の返信

  1. 啓蟄、虫が蠢きだすと同時に人間の動きも活発になりそうな時期です。
    関東では緊急事態が再延長になったそうでこれは正解だと思います。

    こんな時期、鍬や鎌で耕す作業がノンストレスでいいかもね。
    私の田舎の友人は日の出とともに山に入り日没に仕事を終えると言う幸せな老後を送っています。
    世の喧騒どこ吹く風で自然の移り変わりを楽しむ仙人のような日々を送っています。
    筍の時期や山菜便り、蛍だよりは彼に聞くのが一番です。

    1. 農に帰る。
      こんな素敵な晩年はないですね。
      ひたすら自然に目を向け耳を傾ける、そして無我になる。
      おおいなるものと一体になり、おおいなる元に返るだけ。そんな生活にあこがれます。

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