雨やんで雫むすべる糸桜
花散らしの雨らしい。
午後からしとしと降り続く雨は今夜激しさをまして、当町をすぎるという予報である。
毎朝窓から眺める八幡さんの杜の桜もいくぶん褪せてきたようだが、この雨では無事には済まないだろう。
人出のある花見名所には出られないし、窓からの桜がせめてものの慰めだったがその楽しみもいよいよ終了となる。
あとは青々とした葉桜が育つのを遠目に期待することになる。
季節の移ろいは身近にあるもので十分感じられる。そう思わないとコロナ禍の毎日をやり過ごすことはできない。
今朝の眼前の桜は多少色褪せて見えたがまだ十分に見られるほどであった。
今は激しく雨音がする。
三週連続、日曜日の雨であるが明朝の桜はどのようの変化しているのだろう?
ちょうど1週間まえの日曜日がピークだったので、その後さらに1週間楽しめたことになります。だからもう終わりでも文句はないですね。
雨やんで雫むすべる糸桜
糸桜? 多分そうかなと電子辞書を開くと、やはり『しだれr桜』のこと、と。でも、糸桜なんて、正直、あまり耳にしませんが、特殊な使い方があるんでしょうか。
しだれ桜と言えば、円山公園のそれに匹敵するものは無いと、京都人の私は思っています・・・。
好い句ですねぇ。
糸桜。これも俳人が編み出した言葉かもしれません。ちょうど五字で収まりますから使いやすいのです。「枝垂れ桜」は六字でちと扱いにくい。