雨やんで雫むすべる糸桜
花散らしの雨らしい。
午後からしとしと降り続く雨は今夜激しさをまして、当町をすぎるという予報である。
毎朝窓から眺める八幡さんの杜の桜もいくぶん褪せてきたようだが、この雨では無事には済まないだろう。
人出のある花見名所には出られないし、窓からの桜がせめてものの慰めだったがその楽しみもいよいよ終了となる。
あとは青々とした葉桜が育つのを遠目に期待することになる。
季節の移ろいは身近にあるもので十分感じられる。そう思わないとコロナ禍の毎日をやり過ごすことはできない。