合流

春めきし水の出会ひも大和川

その名もずばり河合町である。

盆地のど真ん中、佐保川、初瀬川、飛鳥川、曽我川など歴史に知られる名の川が一カ所に合流するあたりの町である。大和三大奇祭・砂かけ祭の広瀬大社が知られるが農業主体の町である。
弥生の頃はおそらく湿地帯で、いくつもの支流が複雑にからみあうような場所だからたびたび水害に悩まされてきたところである。ここに拠点を置いたという古代豪族はよく知らない。
昔はともかく、今は治水対策もすすんで肥沃な田園が広がっている。
春の水を集めた大和川の水面がかがやきをます季節である。

“合流” への2件の返信

  1. 河の出合う町、なんだかロマンチックですね。
    しかも歴史に名をはせた歌にも歌われた有名な川。

    散歩の季節がやってきました。
    私はこの春、川に流したい思いの品があるのです。

    1. 川に流すとは雛、盆灯籠くらいしか思い浮かびませんが、はてなんでしょうね。

      河合町に大きな書き落としがありました。葛城氏系の巨大な古墳群・馬見丘陵古墳群を忘れていました。盆地南部から大和川南岸まで、広大な勢力圏を誇っていたことになります。雄略に破れ歴史から姿を消しましたが、その一部が鴨氏として山城地区に流れました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください