目覚まし歌

鶯や隣の雨戸開ける音

そろそろ初音が聞かれる頃。

玉川学園に仮住まいしていた頃、毎朝窓近くまで来て挨拶してくれていた。鶯はご承知の通り藪を渡っていく鳥だから、一軒一軒律儀に触れ回って朝だ、朝だと教えてくれるようだった。
当地でも鶯の声は聞かれるが、藪までは距離があるのと二重サッシのおかげでよく聞き取れない。防音効果も時には無粋なことをするものである。
掲句は作り話だが、あり得ない話ではない。
目覚めて窓を開けたり、外へ新聞を取りに出たときなど、鶯の目覚まし歌を聞くのはいいものである。

“目覚まし歌” への2件の返信

  1. 鶯の鳴き声が目覚まし代わりとはなんて素敵なんでしょう。
    鳥は鳥でも雀のチュンチュンとは雲泥の差、田舎では無きにしもあらずです。

    1. ですが、鶯が当たり前になるとその声も聞こえなくなるようです。
      うぐいすのそこに来ている立話 たけし
      子供を幼稚園に送って井戸端会議に余念のないお母さんたちを詠みました。

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