三頭

もつれてはまたちりぢりに昼の蝶

今年は蝶が多く飛ぶ年かもしれない。

昨秋はどういうわけか蝶が少なくて作物の被害が目立たなくておおいに助かったものだ。
冬野菜が薹立ちの時期を迎えてすかさずやってくるところをみると、冒頭のように今年は蝶の当たり年の予感がただよう。
春先の蝶だから動きも俊敏で、三頭がやってきたと思ったらそのうち二頭がもつれ、すぐさまそれぞれに散っていった。いかにもコミュニケーションを取ってますよと言わんばかりである。

“三頭” への2件の返信

  1. 私も先日珍しく家の庭で黄蝶を見つけました。
    ヒラヒラ軽やかに舞う蝶に春を感じました。

    今手習いで書いているのは
       初蝶やわが三十の袖袂   波郷句

    1. 波郷という人は「切れ字」の波郷と言われるくらい一時期二物突合の句を多くものにしました。
      その代表句の一つがこれです。
      秋桜子の馬酔木との決別を控えた30歳の句で、思うところいろいろあったのでしょうか。

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