都へとわが子をやれば初桜
連休を利用して一時帰省していた二女がくしくも開花宣言のあった日の奈良をあとにした。
帰途の情報がつぎつぎとLINEを通じて入り、すでに寝入っていた家人は何度も起こされたようである。
一方の私はといえば白河夜舟状態で朝になるまで気がつかず仕舞い。
とまれ長旅を無事に着いたのは何よりだった。
おりしも菜種梅雨前線が出張ってきてこれからしばらくぐずつく天気が続くだろうが、おおむね暖かい日が待っているようで桜は十分楽しめそうである。
花粉の主役は杉から檜に代わりつつあるようで、油断はおさおさ怠れないが。
昨日は春分の日、何年ぶりかに連れ合いの母が眠る墓地を訪れた。
勿論分骨して我々の墓に納骨しているので墓参りは欠かしていないが草茫々になっていないか心配した。
思ったほどに荒れていなくて一安心したが思いのほか早めの雨に驚いた。
山間の割に桜の咲き具合が早いのにも驚きであった。
三重の実家への墓参はまだ済ませていないので桜の満開に合わせ少し遅らせようかと考えている。
桜満開にあわせた墓参。故人もお参りする人も心晴れ晴れと。これぞ日本人ですね。