四面の薄赤

畔四面こぼれげんげん咲きにけり

畔だけが赤い。

どうやら蓮華らしい。
田は荒起こしされて下草が顔を見せているのだが、蓮華らしきものはない。
ということは、前年の種がこぼれて再び芽吹いたということか。
いずれにしろ、居並ぶ雀の鉄砲を囲むように薄赤い蓮華が取り巻いて、この時期の景色をなしている。

“四面の薄赤” への5件の返信

  1. 近頃れんげの花は滅多に見なくなりました。
    子どもの頃はれんげ畑に寝転がったりして遊んだものです。
    れんげの花冠を作るのは女の子の楽しみでもありました。

  2. 今朝一番、NHKの「あの人に会いたい」を見た。あの人は柳生博氏。
    八ヶ岳山麓に居を決め木を植え自然と共に過ごした人生。
    野良仕事は野を良くすることだと、納得。
    田んぼに水を張る今頃の時期が一番生きいきする時期だとも。
    急に里心がついた。

    1. 長い間野鳥の会の会長をされたり、自然とともに生きてこられた人でした。晩年は息子さんを送ったり、ご夫人を施設にいれるなど大変辛い思いをされた方ですが、人前ではそんなそぶりはひとつも見せないのに心打たれました。

      1. ご夫人、施設に入られましたか?
        もう十数年前にもなるでしょうか、夫人もご長男もお元気なころでした。
        八ヶ岳倶楽部で美味しい紅茶をいただきました。
        ステンドグラスをうまく使ったお洒落な建物でご夫人はとても穏やかで優しい人でした。
        草木染のマフラーを買ったのもこの倶楽部でした。

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