幅をきかす

濠は田になりて墳墓は懸り藤

前方部分は竹の秋。

後円部分は懸かり藤。
対照的な姿を見せて中型古墳が目の前にある。長さは100メートルほど。この規模の古墳は盆地を走ればかしこに見ることができるが、どこも大方は樹木に覆われている。似たような小さな森は各地にあるが、古墳はたいてい前方後円墳でありその形から識別は簡単である。
人の手が入らないことが多く竹林が幅をきかせているので、今日のような藤に包まれて目を引くのは今の時期だけ。それもまもなく終わろうとしている。

“幅をきかす” への4件の返信

  1. 古墳に竹と藤ですか。大和ならではの光景ですね。
    山の藤ももう終わりに近づいているのですか。
    何もかもが今年は早く過ぎ去っていくようですね。

  2. 濠は田になりて墳墓は懸り藤

    月初、近つ飛鳥博物館へ。近辺の地図を見ると、北は聖徳太子の墓がある古市の古墳群、そこを通り抜けるのが竹内海道。あぁ、もう少し奈良に近づくと、ホタカさんのお住まいの所だ、と。
    この辺り何故古墳が無数にあるのかいつも疑問に思うのですが、渡来人の墓が多いことから、渡来人が根付く土地だったと聞くと、なるほどそうか、と合点が行きます。今は、田植えの真っ盛りでしょうね。

    1. 近つ飛鳥、遠つ飛鳥。それをつなげるのが竹内街道。いい道ですね。峠付近では二上山への登山口もあるし、気が流れるような気持ちのいいルートです。
      太子の墓はじめ、用明、推古、敏達、孝徳など蘇我氏系王家の谷とも言えます。蘇我氏の影響下にあったのでしょう。
      盆地の田植はまだまだ先です。梅雨の雨を待ってからですね。

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