つきあう

自転車を曳く影ふたつ春の宵

仕事を終えて駅に向かうのだろう。

一人は原付バイクを押し、ひとりはその横で並んで話しながら家の前を通り過ぎてゆく。
下りの坂だからできることで、これが平坦な道ならば原付バイクを押すことはきつい。
原付バイクは二人乗りできないから、徒歩で通うひとに途中まで付き合っているのである。坂の上には大きな病院や老人施設などがあり比較的若い人がよく通る。
ようやく夜の厳しさがぬけてきた春ともなると、徒歩に付き合うのも苦ではなくなったのである。

“つきあう” への2件の返信

  1. 春の宵の散歩、なかなかいいものです。
    バイクを引く人は大変だけど今日は気持ちの良い夕方でした。
    私も小一時間ほど出かけ今帰りましたが日中の暑さも和らぎいい感じでした。

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