部数減

春なれや落丁落字誤変換

ある会の同人誌みたいな会報。

気の毒なことに校正を一人でやっているので、ときどきミスが発生することは止むを得ない。
一番若くて優秀なひとりが校正を買って出てくれてるので、だれからもクレームは出ない。
私も、原稿ごとまるでなかったようにいくら探しても自分の文がそっくりぬけていることもあった。
筆の仕事仲間のOB会とでも言おうか、達人も多いので掲句のように誤字とか誤変換はまずないが、巻頭が前年のものだったりして思わぬことも起きる。
会員の高齢化がすすみ、すでに鬼籍に入られた先輩も多い。寄稿者もひと頃の半分程度になりここ数年は一気に減ってしまうありさまだ。
ひとりあたりの印刷、製本のコストもそろそろ限界に近づいて言えるが、せめて数年はこのままもってもらいたいものでらう。

“部数減” への2件の返信

  1. プロの製本ならいざ知らず同人誌や会報などはどうしても避けられないですね。
    わずかなコメントでも誤変換や思わぬ間違いが起きたりします。
    10年間続いた会報でも時々ありました。印刷後ではどうにもなりません。

      

    1. 校正の段階で見つけられるのが大半ですが、それでもすり抜けてしまうというのも人の業。ヒューマンエラーというのはどの世界でもあることです。どんなに科学が進んでも絶対ということはありません。福島の事故がそれを教えてくれます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください