構図

春寒や出足のにぶき投票所

町長選の一票。

小さな町や村の多い当県では首長選はたいがいが無投票である。

ただ、現職が退いて新人同士となるとそうはいかない。
その町や村の既存勢力の争いの様相を呈してきて、拮抗すると実に興味深い。
ただ、今回はそういう様子はみられず既成勢力対革新の構図。
前町長が不祥事によって辞職したこともあって、既成勢力の一方的な勝利にさせないためにも負けを承知の革新勢候補に一票を投じてきた。
当町のような小さな田舎町にはご多分にもれず古い住民によるしがらみのようなものが澱んでおり、全国で絶賛注目中の安芸高田市の気鋭市長と議会とのバトルでよく分かるように、過去の因習から簡単にぬけきれないでいる構図が肌でも感じることができる。
カルト宗教の選挙応援をもらってはご機嫌取りの政策をすすめ、またいっぽうでは税金から多額の政党交付金をもらいながら、100人を超える議員がまともな帳簿すらつけず多額のカネが使途不明になっている言わば犯罪人集団である政権与党をのさばらせているのも、地方の実態と構図がだぶって見えてくる。

“構図” への4件の返信

  1. 地方選挙は地域のしがらみやらに縛られてなかなか難しいものがありそうですね。
    小さな町ではほぼ票読みも可能というではありませんか・・・
    それにしても若者はほとんど投票に行かないらしいですね。

    1. 小さい頃にはある市会選挙で現金のやりとりを身近に見たこともあって、当時とあまり変わらないのじゃないかと。
      若者にとって、政治はどこか遠いもの、政治状況が変われば国が変わる可能性が広がるというのも幻想にしか思えないのでしょうね。

  2. 春寒や出足のにぶき投票所

    政治家って、金儲けの為の一職業と思っているので、今回の裏金騒動も、悪徳経理の腕比べみたいで、とても面白いです。数日前に、朝日が裏金受領者に対する「脱税」「追徴金」に触れていましたが、金亡者には金で対応するのが最も効果的で、検察が、どこまで追求するか出来るか、興味津々、御手並み拝見です。

    1. それにしても国税が鳴りをひそめているのは不思議ですね。触れたくない事情があるにちがいないでしょう。司法も行政も欺瞞だらけです。

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