春塵に金剛山葛城山
( なかりけり
風が強いのにあたりが靄のようにかすんでいる。
黄砂とは言ってないから、土埃に加えて杉花粉がかき回されて大暴れしているのであろう。
ここ数年花粉アレルギー気味の症状がでており、くしゃみ連発、目をしばたたせ。
家に入る前には少しでも花粉の侵入を防ぐため、上着をぱたぱたはたいてみたり。
騒がしい春だが、今年の開花予想は24日だとか。しばらくあれこれと話題に困らない三月になりそうである。
そうそう、翔平君の奥さんをめぐってのこれまた巷の詮索、MLB開幕の韓国もまた騒がしいことであろう。
ひと頃のようにスポーツにほとんど興味がなくなった。
自身の体調が日替わりでおかしい、今年の天候のように。
これも年齢がなせるものかと半分納得しているがこの調子ではいささか困りものでもある。
免疫系の調子が狂うと体調の変化に現れるそうです。食事、睡眠など生活周りのリズムを意識しましょう。
家人はいつもの花粉アレルギーがいつもの年よりひどくないようです。自然栽培の野菜を毎日とるようになった効果でしょうか。
春塵に金剛山葛城山(こごせかつらぎ)なかりけり
好い句ですねぇ。
金剛山を「こごせ」って呼ぶんですね(今度、使ってみよう!)。
カミさんの実家の津久野から東を眺めると、金剛葛城連山がよく見えますが、先頭は二上山。生駒からだらだらした山並みが、二上山からシャキッとするんですね。当麻寺を訪れたくなりました。
「こごせ」の語源は知りませんが、俳界ではいまだに使われることもあるようです。
津久野というのは大仙陵の近くなんですね。たしかにあの辺りからだと生駒山地にはアクセントがあるようには見えませんね。東から見ると信貴山の双峰もはっきり見え、大和川の低地をはさみ明神、二上、葛城、金剛と雄大な景が広がります。