解体

古アパート荒るるにまかせ春寒し

隣接していたスーパーが解体され新規建て替えとなったので余計に目立つ。

四階建てコンクリート造りのアパートの窓という窓はベニア板で覆われ中の荒れようは外からは見えなくなったが、それまでは不法投棄と思われる大型ゴミが山のように積まれ目も当てられない状態であった。これが最寄りの駅前でかつ往来の多い県道に面しているのでいやでも目に入ってくる。
解体となると数千万円はかかると思われ、そうした負担が嫌われたかいっこうに解体工事の話しは聞かない。古い建物が放置されるのは往々にして相続の問題があったり、権利関係がはっきりしないことがあるようである。
防犯上も問題ありそうで、付近住民も困ったことと頭を悩ませていることだろう。
ロケーションのいい場所に鼻つまみがでんと座っているのをみると、今日の春の寒さがいっそうしみてくる。

“解体” への4件の返信

  1. 維持するにも壊すにもお金がかかる。
    田舎にはそんな空き家が山とありそうです。
    そこへ利害関係が絡むと目も当てられない。
    日本列島そんなところが多いのではないでしょうか?

    1. そういう自分たちも、やがて絶えれば厄介者の家だけを残すことになりそうです。10年もすればさらに問題は大きくなってくるでしょう。

  2. 古アパート荒るるにまかせ春寒し

    放置廃屋は人口減の負の遺産、行政の無責任な施政の結果だと思います。「金や票になる事は何でもやる、金や票にならないことは何にもやらない」政治家。人口減問題は、金や票にならないので、危機が叫ばれて20年経っても、まったく効果的な手が打たれていません。こんな政治家を選んだ有権者の自業自得ではありますが・・・。

    1. 総中流は昔の話し。いまでは若い人たちも自分たちが食うのに精一杯で、子育てはおろか結婚すらできない時代です。将来が閉ざされた国を、自分たちの票で打破しようとも思わない人たちが半数いるといるのにも絶望ですけどね。

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