春つげ魚

鮨喰ひて味思い出す鱵かな

鱵(さより)ってどんな味だったかな?

淡泊な味であることは確かだが、思い出そうとしてもなかなか言葉として出てこない。歯ごたえは割にあるほうで「じゃきっじゃきっ」という具合、逆に柔らかいと何だか古いんじゃないかと思ったりする。刺身では秋刀魚同様に半身をくるくるっと巻いて盛りつけられたりするが、味は全くの別物で秋刀魚は特有の臭みがあるのに対して、鱵は無臭かつ淡泊である。

立ち込みてこませ打ったり鱵釣り

吹き返すこませ浴びつつ鱵釣り

若い頃はちょうど今頃になるとシーズンだというのでよく三浦半島に釣りに出かけたものだが、結局サヨリは一度も釣れた試しがないのだった。代わりに釣れたのがウミタナゴで、これも春つげ魚のひとつだが味の方はと言うともうひとつだった。

“春つげ魚” への4件の返信

  1. 魚、大好人間ですが鱵というのは名前だけは知っていましたが食べたこともないし見たこともないですね。
    こういう難しい字ということも知らなかったです。
    刺身や寿司ネタに多いのかしら?一度味わってみたいですね。

    春を告げる魚で好きなのは一番にはサワラの西京焼き、次にメバルの煮つけ。
    いずれも結構お値段が高いので、そうしょっちゅうは食べられません。

    明日は待望のカニの恩返しミステリーツアーです。
    実はもっと早く行くつもりだったのが孫が「婆ちゃんだけ行くのはずる~い」と言うことで日曜日に変更、男孫の一人を連れていく羽目になりました。
    孫との二人旅なんて初めてのような気がします。

    1. カマスのような形をしている白身魚で、なかなか上品な味です。刺身、鮨などがうまいです。店先でも見るようですが。

      ミステリーツアーは面白そうですね。一体どこへ連れられてゆくんでしょうね。

  2. サヨリは久しくお目にかかったこともないし、口にしていませんね。
    子供の頃は広島で海に近い河口等でよく釣りに行った記憶があります。細身で口が長く独特の体形をした魚で、”細魚””針魚”とも漢字では書かれるようですね。よく群れをなして泳いでいました。”キビナゴ”を大きくしたような魚で、大きいもので20㎝程度あるかな。
    22日(金)23日(土)の二日は北杜市の別荘にタマネギとニンニクの畑の手入れに行ってきました。20日に降った雪で畑や庭は雪景色で、駐車場と入り口付近の雪かきもしてきました。10㎝程度の積雪でしたが、霜柱が5㎝も伸びる寒さで、雪も凍ってジャリジャリと音がする状況です。
    庭を見ているとホオジロが群れでやってきて、庭の枯れ草の種を啄ばんでいました。頭部に独特の白い縞模様が入り、体の部分は雀と似ていて、キビキビとよく動きますね。もう一種類見かけた鳥は、頬のあたりがきれいな茶色で、体全体はグレーぽい感じでしたが、名前がよく分かりません。次回は、三脚にカメラをすえて、ズームを効かして写真にしっかり収めておこうと思います。いい写真が撮れたらメールで送りますよ。

    1. サヨリはあの細い体に意外にも肉がついていて食べ応えがありますよね。もう何年も食べてないような気がします。

      冬の鳥たちもまだしばらくはいるでしょうから、皆枯れているときがチャンスです。写真にうまく収まればいいですね。

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