寒肥

寒明や封を切りたる油かす

寒肥という言葉があるが、立春後の施肥はなんと呼べばいいのだろう。

図書館前に木洩れ日の道という小さな広場があるのだが、この一帯を管理する業者がいて、綿花油粕を主にして骨粉を適当に混ぜながら施肥したり剪定しているのだった。ちょっと残念なのは地面に届こうかという立派な枝垂れ桜の枝まで思い切って刈ってしまうのだった。

しだれ咲く前に桜の剪られたる

“寒肥” への8件の返信

  1. 2句目、笑ってしまいました。。
    本来の姿まで育つことは無いんですね(´・_・`)
    今日は熱海からの帰り道、なんとか梅園があって、中には入らなかったのですが道からも沢山梅が見られました。
    色んな色の梅がありましたが、濃いピンクが梅。って感じですね。

    1. 熱海の梅園は大変有名だね。暖かいせいか他の梅園よりは開花も大分早いんです。ちょうどいい時期に通りかかったんだと思います。

  2. 今にも咲こうとする花を前に枝を払ってしまう光景を時々目にします。
    そうしなければならない特別な事情があるのかわかりませんが市でも見かけます。
    せめてその年の花を咲かせてからでも遅くないのにと残念に思ったりします。

    1. 予算の執行時期の関係で植物の本来のあり方とは全く無関係なことって他にもいっぱいありますね。最も唖然としたのは盛夏を前に街路樹を真っ裸にしてしまった例があります。何のための街路樹かなんて全く関係ないようです。

  3. 庭園の手入れをしている業者さんの作業をよく観察していますね。
    寒肥に綿花油粕は一般的ですが、骨粉を混ぜるのはなぜかな?
    梅などの果実を収穫できるものがあったのかな?
    桜はあまり剪定をしない木と聞いていたのですが、乱れた枝を整理したり、若い枝を別に育てようとする意図でもあったのかね。プロの業者さんがやるのだから、間違いないと思うけどね。素人が口を挟むのは控えた方がよさそうだね。

    1. 歩道にはみ出している部分を切ったようです。もう少し様子をみてもいいような余裕があるんですがね。簡単に切ってしまうのなら枝垂れ桜を植える場所を間違えたと言うことでしょう。

  4. なるほどね。まあ管理業者がどこまで任されているかとかによるんでしょう。細かく分けて札入れさせて安い業者に発注なんていってると花の時期など関係なくなってしまいますよね。街路樹も棲みにくい世の中なんでしょうかね。

    1. 当地でどれだけ競争入札が進んでいるか分かりませんが、値段ありきだとこういう悲しい事例も出てきますね。先のコメントに書いたようにその樹木の本質を考慮した上での植栽計画が必要だと思います。

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