ひらひらと揺れて降りけり初雲雀
一片の散華なるべし初雲雀
先日、今年初めて雲雀の声を聞いた。
聞いただけでなく空き地に降りたって餌を探す雲雀と目と目が合ったのだ。だが彼は(彼女は?)いっかな逃げようとはしない。マイペースで空き地を逍遥するので拍子抜けするほどであった。
さらに今日は、50メートルくらいの高さの一点に羽を広げたままとどまって鳴いているのを不思議に思って見ていたのだが、そこから意を決したように一気に降りてきた。その降り方はというと、やはり羽を広げたままゆらりゆらり、ひらりひらりとまるで木の葉が舞い落ちるように、しかし確実に目標に向かうのだった。気がつくとそこには既に先住者がいてさらに驚いた。
もう初雲雀に出あえましたか。
何の警戒心もなく羽を広げられるなんて幸せですね~
目が合うほどにそんな身近であえるということはとても環境がいいのですね。
連れ合いにどうして家には野鳥が来てくれないのだろうとつい愚痴をこぼしました。
川にも近いし結構自然には恵まれている方だと思っているのですが・・・
連れ合いが言うには天敵が原因だそうです。
その一番が烏、二番目が野良猫。
野良猫がネズミ算式に増えているのです。
天敵がねえ。ご近所の庭は樹木が多い方ですか?鳥というのは樹木を伝ってくると言う習性があります。そんなことも関係してるかもね。
そうですか、もう雲雀ですか。雲雀は麦畑かと思っているのでちょっと意外ですがよく観察すると出会うこともあるのすね。
今朝の散歩では雉の番に出会いました。畑でゆっくり逍遥していました。居ることは分かってるのですが中々出会えないのでハッピーな気分になりました。
野にはまだ姿を隠すようなものはないのでよく見えるんです。やはり山につながっている地域だからでしょうか。
雉のつがいが棲み着いてるというのも意外ですね。雉というのは山懐というイメージがあったので。ハッピーになる気持ちというのはよく分かります。僕がカワセミを見つけたときのような感じですかね。
もう雲雀のさえずりを聞き、姿をまじかに見たんですか。随分早いですね。
子供の頃、雲雀のひなを野原で見つけて、我が家で育てたことがありました。
我が家ではカナリヤ、十姉妹、文鳥等、鳥を飼っていたので餌付けもスムースに行って、成鳥まで育ち、よく懐きました。春になると高い台に乗り、頭の毛を立ててよく鳴きました。
残念ながら、ある日、鳥かごの出口が開いたいたのか、自然界に帰ってしまいました。
よき思い出です。
あの逆毛がたったようなのが特徴で雲雀の可愛い部分でもあります。高い空に昇れて喜んでいたんでしょうね、きっと。