枝くはへ鴉の巣にと編むならむ
築数十年の家だから庭木も相当大きい。
ここは城山台という、ここも信貴山麓の傾斜の厳しい住宅地で、世代の高齢化も進んだのだろうか空き家も目立ち始めている。そのうち一軒で、おそらくもう庭木の手入れもそれほどされてなくて、茫々になったままの古い柿の木の天辺で烏が枝を加えたまましきりに動いているのを見つけた。しばらく観察していると、どうやらその枝を頭を振り振りしながら千切ろうとしているのである。
やがて首尾よく50センチほどの枝を切り取ることに成功した烏は、それを咥えて住宅街の軒をかすめるように低く飛んでいった。おそらく近くのどこかに巣作りを始めたのだろう。
鳥にも猫にも恋の季節がやってきた。
鴉や雀の巣作りというのは見事なものですね。
我が家でも何度かこんな所に?という場所に巣を作られた事があります。
安全な場所を求めて、賢いと言うほかありません。
子育てのためには命がけなのですね。
最近鴉が電線とか長く留まっていることが多く、巣が近いのかなとちょっと不気味です。お気をつけください。
暖かくなって鳥たちも行動全開のようですね。昨日朝の散歩で私も今年初めて雲雀を見ました。いつもの所で高く舞って囀ってました。雉もアチコチに13羽。突然でびっくりしました。いよいよ春です。
雉が13羽なんて信じられないような光景ですね。当地では見たことがありません。神奈川では相模湖の近くで見たことはあるんですが。今日は春の雨。暖かいです。久しぶりにしっとりした感触をたのしんでます。
烏の巣作りといえば日本橋に勤務していた当時のことを思い出します。
会社のビルの傍に立つ電柱の上の方に烏が巣を作っていたのですが、その巣はなんと針金のハンガーを寄せ集めて作ってあったのです。
よく観察していると、お向かいのマンションのバルコニーの物干しに掛けてあったハンガーを盗んで巣に使っていたのですね。
さすがに電力会社も気づいたのか、いつの間にか巣は撤去されていました。
都会に住む烏は、人間が使用する道具類も巣に上手に使用してしまう順応性と逞しさを持っているんだなと感心してしまいます。
特に烏の頭の良さというか、知恵というのには驚きます。鷹などにも果敢に攻撃しますしね。
「したたかさ」ではナンバーワンの動物でしょう。