七里御浜

囀りや沖の三里の黒き潮

囀りというと熊野の海を思い出す。

木本に始まる七里御浜だが、その北端を海に迫り出すように獅子岩、そして花の窟が突きでている。いずれも大きな一枚岩だが、あたりは海桐(とべら)の木が生い茂っていかにも海岸地方らしい雰囲気を漂わしている。
この海桐などの灌木をつたって鳥たちが降りてきては、春を謳歌する声を聞かせてくれるのだ。

今頃はメジロがいいリズムでさえずっている頃だろう。

“七里御浜” への2件の返信

  1. 「囀り」、今の季節のいい季語ですねぇ。耳なれぬやかましいお喋りも囀りだし、ツイッターも囀りですが「囀り」と季語にすると春を告げる活き活きとした鳥の声が一度に広がる気がします。先日三重テラス(三重県のアンテナショップ)で同窓食事会やったとき熊野産の干物買ってきました(サンマの丸干しはありませんでしたが)。

    1. リラックスの効用のあるミュージックというのがありますが、森の中にいて鳥たちがさえずっているのなども同様に心地いいものですよね。ご近所の八幡さんに句碑があって「囀りを聞きながらお百度参りしている」というような趣旨の句でした。たいしてうまいと思わない句でしたが、地元に縁のある方なんでしょうかね。
      熊野のサンマ丸干しは今年はダメらしいです。やっと小さいのが一回案内があったきりです。潮の流れが変わってるのが原因かもしれません。

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