おんだ祭田牛の角の黒光り
各地の神社で行われる「おんだ祭」。
いわゆる春先に五穀豊穣を祈る祭典・お田植祭で、大神神社ではオーソドックスな形式である。
拝殿を「神田」に見立て、田作男(たつくりおとこ)役が木型の牛や鍬などを使い、おもしろおかしく農耕の所作を行う。このあと早乙女に扮した巫女が、太鼓にあわせて苗を植え付ける所作で神事が終わると、「種籾」の入った袋が拝殿のなかにいる人にはそれぞれに手渡しで、境内の人には拝殿から撒かれて自宅に持ち帰ってお開きである。
軽い籾袋がどこに落ちるか予想もできず、とうとう福籾は授からなかったが、縁起のよいとされる田牛の頭を撫でられたのでよしとしよう。
おんだ祭りとはお田植祭のことでしたか。
田に御をつけるのでしょうね。
さすが奈良、春の神事が目白押しですね。
当地ではそんな伝統の行事も少なく今日は午前午後に一本づつ映画を。
大音響の映像でオーケストラの音を聴きました。
高揚が絶頂に達し急に生の音を聴きたくなりました。
高質な音は言葉も文字をも超越。
沖縄から帰ったらすぐにコンサートの予約をしよう!!
来週には大和の奇祭と言われる「廣瀬大社の砂かけ祭」「飛鳥坐神社のおんだ祭」など、春祭りは各地で目白押しです。
芸術を楽しめるのは人間だけです。せっかく人して生まれたのですから人らしく生きたいものですね。
飢饉凶作が繰り返されると国は窮乏に瀕する。豊作が何よりの願いだったのでしょう。稲作を身近に感じなくなった昨今、昔を偲べる神事は大切にしたいですね。
機械化が進んだ今、「早乙女」はもう神事の中にしか存在しなくなりました。日本文化のベースになっていた稲作もこうまで変化を遂げると、日本文化の変容も当然ということでしょうか。