赤い灯青い灯

赤灯や澪をゆきかふ船朧

最近は黄砂がよく飛ぶので霞との区別がつかなくなってきた。

今日はいつもより霞の度合いが強く、若草山の赤茶けた姿が辛うじて遠望できる。車のフロントや屋根にはうっすら土埃のようなものが積もっているので、霞ではなく黄砂だと思われる。
霞というのは俳句では春のもので、これがあたりを覆うようだと「朧」というが、最近では黄砂が飛んでいたって朧のように見える。難しく考えないで、雰囲気がもうろうとした感じさえ出ていれば「朧」としても問題はあるまい。
掲句は、横浜湾あたり、黄色い街路灯ににじんだレインボーブリッジの下を今しも大きな外国船がくぐろうとしている光景を想像してみた。

“赤い灯青い灯” への6件の返信

  1. 澪、澪つくし。水運に頼ってた昔、船の安全航行には欠かせないものだったのでしょう。レイダーもないし視界不良になったら光だけが頼りだったのでしょうか。やっと気持ちいい天気が続いています。

    1. 夜釣りで横浜の沖堤によく出かけました。今のレインボーブリッジの下辺りにある古い堤防は、大型船がそばを通りと大きな波がきてしばし船を見上げたものです。
      日差しが強烈なので、今日の野良仕事は午後遅くなってから。

  2. こちらはこのところお天気に恵まれ、快晴です。
    室内はちょうどよい気温ですが、外は暑いくらいです。
    家事も遊びも予定通り進んで、ありがたい毎日です。
    草も一気に伸び出し、草取りをすれば、蟻やだんごむしがぞろぞろです。

    1. 天気がいいのはありがたいですが、雑草の伸びはすごいですね。根こそぎ取ろうとスコップで掘り返しながら草取り。腰にこたえます。

  3. ♪赤い灯 青い灯 ともる街角に~♪ 。フランク永井「俺は淋しいんだ」のイントロを、思わず口ずさんでしまいそうですね。時にカラオケを歌ってもここまでタイムスリップはしなくなりました。今じゃもうオールドといったほうがよいニューミュージックくらいまでですね。もうすぐ山崎のウイスキーを一緒に飲めそうですが楽しみにしています。

    1. 地元句会の選者がカラオケ好きで句会後によく誘われます。皆さん「ド」演歌ばかりですが意外に新曲を仕入れては披露してくれます。私はと言えば、演歌は苦手なのでもっぱらお千代さんの「愛のさざなみ」、長山洋子「捨てられて」で対抗してます。
      山崎というのは土地にも非常に興味があって、時間があれば付近をいろいろ見てみたいと思いますが、やっぱり当日はちょっと無理でしょうね。

渓山 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.