また渡っておいで

鴨引きしことを時候の便りかな

いつもの年に比べて早いかもしれない。

もともと飛来した鴨が少なかったのだが、それがまた去ってみるとさらに寂しいものがある。
遠く橋の上から見ていて、姿がよく見えなくても独特な笛が聞こえたりして、寒い時期の戦友のような親しみさえ感じていたのだから。
ここからシベリアへ向かうというのだから、途中の危険も考えれば命がけの旅であるのは間違いない。滞在中に伴侶となった道連れ、家族は頼もしい仲間だろう。無事帰還を祈る。

“また渡っておいで” への4件の返信

  1. 鴨も北帰行ですか。寂しくなりますね。
    私も今年はウオーキングコースを変更したせいか余り鴨の群れを見かけることがなかったです。

    今日の名古屋は青空の下、半袖で過ごせるような汗ばむ陽気。
    豊田市にあるキューピーマヨネーズ挙母(ころも)工場の見学に行ってきました。
    トヨタ自動車が本社を置く豊田市は元々「挙母市」であった
    最先端の設備を備えた食品工場の生産、流通の過程そして業界の衛生管理の厳しさにも驚きの連続であった。

    その後、相当山奥に入った「松平郷」と言う場所に行き又驚いた。
    ここは徳川家の始祖、松平太郎左衛門親氏がルーツだと言う。
    私は徳川家は岡崎だとばかり思っていた。
    そして更に驚いたのはこの「松平郷」の開拓領主は在原信盛という人で在原業平の子孫とされる人物だそうです。
    三河八橋、カキツバタの無量寿寺と距離的には近い筈だが何らかの関係があるのだろうか?
    いろいろ思いにふけった一日であった。

    1. かつて食品メーカーで、世界的な基準となる認証取得その他のコンサルティングをしたことがあります。
      品質や安全は当然として、あらゆるリスクに対するマネジメントのハードルが他の業界とは比べようがないほど高いものがあります。
      そういう厳格な基準で運営されている工場をご覧になると、どこぞの国の食品にはとても食指が動かなくなるのではないでしょうか。

      徳川氏は源氏を名のりましたが、強ち嘘ではなかったのかもしれませんね。
      当時は関を越えるともう東国。三河となれば、一行はますます郷愁に駆られたことでしょう。あの歌に「ほとびにけり」でクッスンですからね。

  2. 渡りの鴨、もう帰りましたか。鳥たちの顔ぶれが変わる時季になってきたのですね。菜の花が満開、選抜も間近になってきました。

    1. 「小鳥引く」という季語もあるのですね。
      高い山へ戻るのも含めるのでしょうか。
      「いつの間にか」交代している感覚ですね。

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