初桜この地まで海溢れたと
大阪と並んで奈良にも開花宣言があった。
気象台は佐保川の北の丘にあるので、当町より寒いはずだが、気候には正直なものだ。
来月の吟行予定が佐保川だが、この分では堤防の桜も終わっているかもしれない。
雪柳も散り始めたし、すべての花だって予定より早く開花し始めている。
この分では、虫たちだってタイミングを見逃すかもしれない。
蜂が飛び回る前に花期が終わってはしまっては気の毒だと思うのだが。
それとも、賢い蜂のこと、ちゃんと蜜のある場所を確保するのかもしれない。
東北のある町では、津波到達線に沿って桜を2万本植えるプロジェクトがあると聞いた。
何年もかかる活動だが、これらの特別な桜を介して幾世代にも語り継がれんことを。
日本海と太平洋を桜で結ぶという夢を抱き名古屋から金沢までを結ぶ路線沿いに2千本の桜を植え続ける中、病に倒れた旧国鉄バスの車掌さん。
ワシントン、ポトマック川のほとりには戦前日本から送 られたソメイヨシノなど 桜には何かとエピソードが付き物ですね。
来月の吟行まで桜が待っていてくれるといいですね。
「八重の桜」の綾瀬はるかもよかったですね。
「如月望月の頃」は今年で言うと3月23日。意外に昔も桜は早かったのかも。
桜ってけっこう成長が早く立派な桜並木になりますね。そこがいいんでしょう。でも何十年も経つと(50年とか)老木で足元ふらついてくる。都内の名所なんかけっこう危ないところがあったりして。メンテ、入れ替えも重要なんでしょう。
染井吉野の寿命は70年くらいと言われてましたが、今では手入れによってはかなり長生きできるようになったということです。
ですが、ニュータウン当時に植樹した桜並木が、住民の高齢化とあわせて痩せてくるのを見ると、侘びしささえ感じてしまいます。
津波到達線に沿って桜を2万本植えるプロジェクトはいいですね。
碑を建てるよりもずっと人々の心の中に記憶として残り、桜も代々植え継いでいけばよいのですよね。
毎年の花見時に、大津波の過去を知りそれを話題にすることで、子子孫孫伝えられ、注意喚起にもなると思います。
植えた子が、その子その孫に植え継ぎ語り継ぎしていけば、素晴らしい記憶財産になるのは間違いないことでしょう。
少なくともこの時期、年に一回は振り返るいい機会ですしね。