雨上がる明日は畦塗日和とか
昨日今日と久しぶりによく降った。
大和盆地はまだまだ先だが、奥大和は一段寒いせいか、田植え準備に忙しい頃。
山間だからどうしても田は広くつくれないし、おまけに形も曲線の多い複雑な形になりがちである。したがって、畦塗りの正確さが求められるわけだ。
昨今は、畦塗りをしなくてもいいように波板を巡らしただけというのが多いが、宇陀の車窓からみえた景色では何枚もの田がすべて絵に描いたように鍬で塗られた見事なものだった。
この畦塗りがおわり、あとは水を張るのを待つだけの期間というのは、おそらく長くはないだろうが、畦の美しさに目がとまる限られたチャンスである。
昔懐かしい山田の畦塗り、まだ父母が若かりし頃の事。
父は器用に鍬を扱い畦塗りをしていました。
泥を掬いあげて塗り固めます。
その畦が黒々と光っているのが印象的な風景です。
様々なことがまるで記憶遺産のように感じられます。
まるで刷毛で掃いたようになめらかで、それは見事なものですね。この時代まさに「記憶遺産」になろうかという習熟、熟練の技ですね。
そうでした。当地ではもう田植えの筈。ちょっとこのところ散歩に行けてないのですが。もう夏の日差しになってきましたね。
雨が上がった今日は三輪山が遠目にもすっきり見えます。もうすっかり初夏の色のようです。奥吉野は余花の季節です。
この連休中に県境を越えるドライブがしてみたくなりました。