竹取の里より

名の知れぬ古墳すっぽり竹の秋

見るからに古墳と分かる丘である。

その丘全体が竹に覆われていて、どれも黄金色、いわゆる竹の秋である。
盆地にはこんな光景がどこでも見られ、とくに盆地周縁部に多い。
人手も入らぬままと見えて、茂り放題というものがおおかたで、林というより藪というのが似合う。ちゃんと手を入れてやれば、今頃が美味しい筍がいっぱい獲れるだろうに惜しいことだ。

くしくも、定例の句会では句友で孟宗の竹林主が何本もクルマに載せてみんなに大盤振る舞い。盆地には竹取物語ゆかりという里がいくつかあって、そのうちの一つからの到来物だ。
いただいてきたのは家の鍋には入りきれないほどの大きなもので、これが数本あるのでしばらくは筍料理が続きそう。これを書いているうちにも筍をゆがく香しい匂いが立ちこめてきて、いよいよ腹が減った感が増す。

“竹取の里より” への2件の返信

  1. 我が家でも連日タケノコ料理が続きます。
    若竹煮、タケノコと蕗の煮物、木の芽あえ、竹刺しなど朝取りを茹でたのでとても柔らかで美味しいです。
    明日は竹の子御飯の予定。
    五日間毎日いただいていますが飽きませんね。

    ほだか家の今夜の食卓はどんなお料理でしょうね。

    1. 持ち帰った時間が遅かったので、楽しみは明日です。ご近所にもお裾分けしないととても食べきれない量です。
      筍って、栄養なんてないものと思ってたら意外にあるんですね。最近知って驚きました。そう言えば、パンダの主食は竹ですもんね。

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