袋角鹿の子模様のうっすらと
奈良の鹿は相変わらず観光客に大人気。
ちょうどこの時期袋角が出始めて二段目までを形成中。なかには二段目の先が分岐し始めて三叉になりそうなのもあって、最低でも4才と分かる。聞くところによると、鹿の角の分岐は四叉までだそうで、そうなると5才以上の証明となるらしい。
なかには、まだ幼い袋角で、体側をみるとどことなく鹿の子模様が残っていそうなものもいた。
袋角の時期の鹿は、秋の繁殖期に比べると心なしかおとなしいような気がする。体をぽんぽんとたたいてみても何の反応もない。煎餅を持つひとを追う仕草もどこかのんびりとしているようだった。
ただ、袋角を触わられるのはさすがに嫌がるみたいで、するりと逃げられてしまった。
生え変わり始めを袋角というのですね。
角にも成長段階があるんですね。
小鹿の頃は鹿の子模様がはっきりしているのでしょうか。
角が完全に生え揃った姿は威厳があり立派な大人という感じがしますね。
それがまた抜け落ちて生え変わる。再生を繰り返すのでしょうか?
あの立派な角も冬の間に抜けるんですね。ということは、角は恋の相手を見つけるためのものと言えそうです。
「角切り」という行事は、鼻息の荒い季節に人を傷つけないようにとの狙いがあるわけです。
「袋角」は名前の通り、先端が丸くて柔らかい角が伸び出してきたのを言います。これが秋までにはあの固い角に変化するわけです。
関連の欄にある写真見せてもらい袋角のことよく分かりました。面白いものですね。
そうか、鹿の発情期は秋なんですね。それで「紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき」となる訳ですか。納得です。
→馬も猫も春ですけどねぇ。。
発情期の雄は甲高い鳴き声です。ボス鹿はこころなしかもう少し低音で余裕がありそうな声です。
夕されば小倉の山に鳴く鹿は今夜は鳴かず寝にけらしも 舒明天皇 巻8-1511
今夜はもう鳴かないよ。きっと相手が見つかったんだろう。
あの声は詩情がかきたてられますね。
そう言えば、秋というのは珍しいですね。熊も6,7月だと言いますし。
孫に誘われて映画「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」を観ました。
競技かるた(百人一首)を巡る殺人事件の謎解きです。
頻繁にかるたの場面がアップで出てきたのですが上の句と下の句がちっとも結ぶつかない・・・
挙句に貞信公って誰だったかしら?と思い出せません。
帰ってから調べました。
帰り道、覚えている歌を交互に言い合いましたが孫は喜撰法師と蝉丸。私も完璧なのは10首ぐらい。
あ~あ~、あんなに勉強したのにと悲しくなりました。
鹿と紅葉の歌ぐらいは何とかしたい・・・
なるほど、全部はなかなか覚えられなくても、テーマを絞って覚えれば意外に結果はついてくるかもしれませんね。
地元の竜田だけでも二首。こりゃ、意外にいけますね。