鵯テナー椋はバリトンゆすらうめ
山桜桃不在地主のご無沙汰に
隣の空き地にしきりに鳥たちがやってくる。
どうやら食べ頃と見える山桜桃がお目当てのようで、鵯がきたり椋鳥もきたり、お互いに牽制しあいながら実を啄んでゆく。小さな雀も隙を狙っては実をかすめていく。イソヒヨドリもくるが、単独でいるせいか鵯の群れによく追われているようで、畑から少し離れたところであの美しい歌声を聞かせていてくれる。
主はたまに来ては、雑草を刈ったり、サツモイモを植えたりしているが今年はまだ顔を見ていない。いつもより早い実の生りようだし、この分では山桜桃はほとんど鳥たちのものとなるだろう。
山桜桃って面白い名前ですよね。
大きさはサクランボに似ているし形は小さいけど桃の形状にも似ていてサクランボでもない、桃でもない。
そして山桃とは全く異なる。
山桃は食べたことがありますが山桜桃はまだ食べたことがない。美味しいのでしょうか?
肉は柔らかく、ヤマモモとは全く異なった食感です。どちらかと言えば、サクランボに近いですが、サクランボよりさらに柔らないかな。
サクランボほどは甘くなく、やや酸味がかった味でしょうか。
雀はどうするか見ていたら、直径1センチもあるような実を咥えて逃げるように飛び去りました。あのうるさいヒヨが怖いんでしょうね。