車椅子に耳許寄せて花卯木
卯の花が早くも散り始めたようだ。
その卯の花に沿うゆるいスロープをつたって車椅子で行く夫婦がいる。押す手を止めてなにごとかささやいているような、あるいは何かを聞き取ろうとしているのか、それは分からないが、卯の花のことについて言葉を交わしているように見えた。
青葉晴のすがすがしい空気の下で、いいものを見せてもらった。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
車椅子に耳許寄せて花卯木
卯の花が早くも散り始めたようだ。
その卯の花に沿うゆるいスロープをつたって車椅子で行く夫婦がいる。押す手を止めてなにごとかささやいているような、あるいは何かを聞き取ろうとしているのか、それは分からないが、卯の花のことについて言葉を交わしているように見えた。
青葉晴のすがすがしい空気の下で、いいものを見せてもらった。
お互いをいたわりあいながら花の小径を車いすで散歩する老夫婦。
穏やかな絵になる光景ですね。
老いてなお健やかが最高ですが、病を得ても支えてくれる人の存在はひとつの理想郷でもありますね。