懐かしのワンカップ

たしなまぬ筈がどうした冷し酒
営業の作り笑ひの冷し酒
祝宴に知己みあたらず冷し酒
冷酒を手に同輩探す鵜の目かな
冷酒の氷鳴らして干しにけり

兼題句である。

もともとの意は「ひや」、「ひやざけ」である。
日本酒本来は燗で飲むものとされたが、昨今は「れいしゅ」と呼んで氷や冷藏庫で冷やして飲むことも多い。冷蔵して飲むために開発された酒もあるので人気のようだ
「ひや」とは元来燗をしないで飲むものをいい、かつては悪酔いしやすいと言われたものだが、それを気にしない手合いのものがやるものであった。そんなひとのために開発されたワンカップなるものが一時はやり、通勤線で席に着くやふたをあける光景など、かつてはよく見られた光景である。

酒はいけるくちではないが、辛口の「れいしゅ」は好きだ。口当たりが良くてほどほどに自制しなくてはならないが、土地の旨いものと併せて飲めば時間はすぐに更けゆく。

“懐かしのワンカップ” への2件の返信

  1. 下戸の私は「ひやざけ」も「れいしゅ」も同じものと思っていました。
    氷で割った梅酒は好きですからひょっとして冷やしたお酒なら私でも飲めるかもしれませんね。
    でも今更わざわざ試してみるほどでもないかな・・・

    久しぶりに今朝青空がのぞき初ゼミが鳴きました。
    市の洋風庭園(フラリエ)に睡蓮の植え付け講習会に行ってきました。
    町のど真ん中に大きな睡蓮の池もありかなりの広さです。
    以前は「欄の館」と称していましたがリニューアルして都会のオアシス的存在です。
    津市の赤塚植物園から派遣された講師が懇切丁寧に指導してくれました。
    うまく育てて株を増やしたいです。

    1. 暑いときなどお湯に近くなるなど、水の管理が大変そうですね。ぜひ来年素晴らしい花をいっぱい咲かせてください。

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