葉陰に覗くもの

青柿の細枝撓む若木かな

人の背にも届かない柿が実をつけている。

見たところ、3、4歳の若木だが、隣の老木に負けない強さがある。
柿は八年というが、今ではホームセンターで売られている苗木でさえ実をつけていることがある。接ぎ木によるところが多いのであろう。
野菜では苗の成長を優先して、一番果は小さいうちに摘んだり、採取したりすることが普通だが、接ぎ木であればそのような配慮もしないで済むというものだ。
はたして、落ちることなく秋まで残るのはどれだけあろうか。

“葉陰に覗くもの” への4件の返信

  1. ひょっとして赤い柿の実がこの秋には獲れるかも、たのしみですね。

    我が家の柿の木は花も咲かず当然実もつけない、庭の飾り物的存在である。
    栴檀の木が玄関に覆いかぶさらんばかりに葉を茂らせている。
    台風に備えて鉢物はみな安全な場所に降ろしたがこの木を伐採した方がいいのかどうか、まだまだ暑い日はこれからなので緑陰として役立ちそうで迷うところ・・・

    1. 栴檀の木は何かの記念樹だったのではないですか?
      せっかく大きくなった木ですから、思い出もきっといっぱいあって、世代が代わったら次の世代の判断に任せるのもいいのでは?

      柿が花をつけないのは、剪定を間違っているのでしょう、きっと。何でもかんでも短く刈り込まないで、今年新たに伸びた枝を中心に残すようにしたら、来年は期待できるかも。

  2. 青柿の細枝撓む若木かな

    好いですねえ。
    こういう パリッとした 絵画的な句、大好きです。
    奈良も まだまだ 灼熱の夏模様のようですが、柿のお題が
    出て来ると、そろそろ盛りが見えてきた感じですね。

    1. そうあってほしいものですが、この夏はまことに長い峠です。二日ほど連続して最低温度が25度を切るようになってますので、このまま秋に向かってほしいものです。

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