なべて湿れる

苔生して一位の森の五月闇
祓戸の千の灯籠木下闇

今日は半夏生。

この頃降る雨を半夏雨と呼び、梅雨終盤の激しい雨をいう。
まさに今前線が西日本に居座って、とくに南九州方面が危険なほど降っていると聞く。
当地の朝は激しい雨音に目覚めたときは春日大社吟行予定の参加も危ぶまれたが、集合時間となる頃にはすっかり上がった。ただ、湿気はただものではなく春日の森はなにもかも梅雨湿り。
背の高い一位樫の森もおぐらくまさに五月闇。数ある石灯籠も大きな木の下で苔生していた。

“なべて湿れる” への2件の返信

  1. 本日は半夏生、若しくは半夏雨で、ストレートに詠まれるかとの、当方の予想は見事に外れました。

    元来が、梅雨明け間近か、梅雨明けすぐの季語なら、今年は、詠みにくいのも確か。

    吟行など予定があると、天候は気になりますよね。写真家はぴーかん嫌いとか、色々あるようですが、やはり風雅を楽しめる程度が良いですね。

    さて4日のゴルフはどんな天気になる事やら!

    1. 一応句会では半夏雨の句を詠んでみました。
      春日山白く塗り込め半夏雨
      ちょっとやり過ぎの感否めず。半夏生の白、春日の神が白鹿に乗って降臨した。白連想で(笑)
      悪のりついでにこんな句も。
      美容室戸口に並ぶ七変化
      美容院で化けるとのパロディ。だが、これも実景。
      雨は雨で季材はあるもの。五月闇など暗くじめじめしたイメージがありますし。
      今週はずっと雨の予想。グリーンはピタッと止まるし、悪いことだけではないかも。

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