田植え終えたか

半夏生咲いて尼寺の門の閑か

今日が半夏生。

夏至から数えて11日目、もしくはそのあと5日間を言う。
この半夏生までにはすべて田植を終えるのが目安とされてきた。
いまの盆地はこの雑節がしっかり守られていて、ようやく植田が広がる季節となった。
歳時記に取り上げられるのはこの雑節でのことである。

一方、半夏生は植物の名でもある。
葉の半分が白化するので半化粧からきた命名のようである。
当県では規模において御杖村のものが有名であるが、案外知られていない名所が奈良市内の「興福院(こんぶいん)」。一条通からちょっと入ったところにある尼寺である。
事前に予約必要と言うことで人はあまり見ないが、季節には門前の池がこの半夏生で満たされる。
閑静なところに、ごく自然に見える手入れのされた池と半夏生。
いつまでも見ていて飽きない。

“田植え終えたか” への4件の返信

  1. 大和ではちゃんと昔の風習に沿って農作業が行われているような気がします。
    子どもの頃はそういう暦に合わせた行事がいっぱいありました。

    半夏生と言えば我が家の庭にもあったのですがいつの間にやら絶えてしまいました。

  2. 大和は昔から水に苦しんできた土地柄ですから、梅雨の水は恵みの水です。だから、梅雨が本格化して溜池に十分水が満たされてからの農作業になります。
    そうするとほぼ暦通りの農事になるのかもしれません。

    半夏生は湿地とか湿り気のある環境に適しているようです。一般のお宅ではなかなか難しいかもしれませんね。

  3. 半夏生咲いて尼寺の門の閑か

    興福院、余り聞きなれない尼寺、いつものように、Gogle-Mapのストリートビューで、どんなお寺さんかチェックしたら、道のどん突きに、草ぼうぼうの中、門を閉ざして建っていました。地理的には、廃園になったドリームランドの南麓にあるんですね。半夏生もどちらかと言えば、湿地に群がる雑草(失礼!)の花。けっしてリッチな派手な花ではなく、この句、寂しいのですが、字余り(失礼!)のせいか、夏っぽいですね(?)。

    1. 「尼寺」。「にんじ」と読んでください。
      半夏生はあの半分化粧したように白くなる葉が知られていますが、花には注目が集まらないようです。
      10センチほどのびた花穂は薄茶で、真っ白な葉に目を奪われていると気がつかないほどなんとも地味なものです。
      いかにも尼寺のつましい暮らしに合っているようで、こんな風に詠んでみました。
      無料駐車場もあるし、期間が合いましたらこの池というか沼みたいなものですが訪れてみてください。それなりに手入れされてなかなかいい佇まいなんですよ。

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